ISHIMOTO Sustainable Architecture 2021 WINTER
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新御堂筋エコロジカルスキンエコロジカルスキン多機能ダブルスキン日射遮■庇一体型太陽光発電パネル室書図の森常翔の杜6.6kV【予備】アースチューブピットJR 東海道本線環境断面図鈴木 治雄阪急 梅田駅天井放射パネル天井放射パネルアンビエント照明アンビエント照明床吹出し空調床吹出し空調高層基準階断面図 自然通風のイメージ省エネルギー エコモニター(イメージ)アースチューブピット1東堂 博文エンジニアリング部門環境G八木 唯夫エンジニアリング部門環境G北側正常時非常時常翔ホールBLCP拠点セミナー室2017年 おおさか優良緑化賞奨励賞2014年 住宅・建築物省CO2先導事業 採択プロジェクト実験室ホワイエエントランス南側建築主: 学校法人常翔学園 所在地: 大阪府大阪市 主要用途:大学設計-意匠:東原理子、山田勝也、水野浩嗣機械:東堂博文、八木 唯夫電気:柘植和人JV :服部・石本・安井設計監理JV敷地面積:4,650 ㎡建築面積:2,416 ㎡延床面積:33,853 ㎡構造:SRC 造・RC 造・S造 (制震)階数:地下2 階 地上22 階竣工:2016 年10月コミュニケーコミュニケーションボイドションボイドダブルスキンダブルスキン大阪梅田に誕生した関西エリア初となる都市型タワーキャンパスである。都心立地環境を活かした産・官・学・民の連携を展開する市民開放型の教育施設である。タワー型キャンパスの特徴を活かし、防災と環境配慮を兼ね合わせた機能を備えている。学生の居場所となる「コミュニケーションボイド」は、超高断熱ガラスのエコロジカルスキンに面した特徴的な吹抜空間である。自然エネルギー利用と消費エネルギーの最適化を行い、太陽光発電でゼロエネルギー化を目指しつつ、快適な空間を形成する。災害時にはこのシステムを活用して建物の機能維持を図り地域防災にも貢献する。パッシブデザインパッシブデザイン北側の安定した採光エコロジカルスキンエコロジカルスキン超高断熱ガラス学年・学科間を縦につなぐコミュニケーションボイド「ZES」ゼロ・エネルギー・スペースマイクロコージェネレーション非常用発電機6.6kV【常用】高圧2回線高圧2回線引き込み引き込み雨水利用地中熱利用杭03コミュニケーションボイドには三層複層真空ガラスを採用して高断熱化を図りました。安定した自然光の入るこの吹抜空間は学生の生活拠点であるとともに環境配慮の場でもあり、タワーキャンパスならではの表情を現しています。東原 理子設計部門建築G地域防災を考慮したサステナブルBLCP(事業生活継続計画)では、太陽光発電やコージェネレーションの日常的な創エネルギーによる発電利用を災害時の電源確保として確実に行う計画を行っています。柘植 和人エンジニアリング部門環境G室書図の森ラーニングコモンズ機械室・電気室帰宅困難者受入ゾーン一部教室は、アンビエントを担う天井放射空調と床吹出空調を組み合わせています。空調ゾーンは複数の小区画にモジュール化し、センサー感知で学生の活動エリア周辺のみを空調し、効率化を図りました。各種エネルギー利用の最適化アルゴリズムに基づく運転制御を行っており、省エネルギーの効果をエコモニターでリアルタイムに表示しています。学生達の環境保全意識や、自発的な省エネ実践の誘発を期待しています。都市型タワーキャンパスの特徴を活かした環境建築学校法人常翔学園 大阪工業大学 梅田キャンパス OIT梅田タワー2021年 カーボンニュートラル賞 支部奨励賞2018年 ランドスケープ作品選集2017年 おおさか環境にやさしい建築賞大阪市長賞

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