摂南大学 枚方キャンパス 7号館
京都府八幡市 2012年
光、風、学生が自由に歩き回れる建築
大阪と京都の境界に位置するキャンパスに新設された看護学部の校舎。主なプログラムは、実習室、講義室、研究室、演習室からなる。 大学は人が集まる場だ。人の集まり方、過ごし方、動き方に呼応するような室の集まり方から建築を組み立てていきたい、そしてイキイキとした居方やふるまいを提供する建築にしたいと考えた。 室をずらすように重ねる事で、屋内・外が一体となったテラスや軒下空間などの居場所がヴォイドとして連続する構成となっている。それらの場所は、周囲の景色、学生の姿、多様な動線等、変動する要素を取りこんでいて、選択的・発見的な使い方が見いだせるものになっている。