土岐市立濃南小学校

岐阜県土岐市 2015年

山間に建つ木の学び舎

山間に建つ児童数85名ほどの木造の小学校である。2校の統合を機会に中間の中学校の校庭に建設された。既存体育館を中学校と共用する。 小中連携を標榜していないが、児童生徒が共にいる事、一部の教師が兼任する目的から本来の意味で小中連携校である。 中学校校舎と1級河川を挟んで向き合い、屋内外2つの橋で結ばれ、2階にある6つの普通教室は川の流れる中庭に沿って並ぶ。 講堂、図書館、音楽堂、ランチルーム、課外活動等の機能を多目的棟に集約する小規模校ならではの工夫により、全校児童が集い、地域のシンボルともいえるホールが実現した。 校舎棟と多目的棟、機能により2棟に分けた木造を鉄骨造の渡り廊下棟で結ぶ構成とし、校舎棟には梁が69本連続する架構、多目的棟には交叉張弦梁を学校林の桧丸太26本が支える架構、とそれぞれにふさわしい構造形式を採用、どちらも構造体が主役を担う意匠とした。 正面からは新校舎の中央に地域のシンボルであった中学校の時計塔への視線が通り、一体化する。

所在地:
岐阜県土岐市
構造:
木造/一部S造
規模:
地上2階
延床面積:
2,345m2
竣工:
2015年03月

2016年 中部建築賞 一般部門

2016年 グッドデザイン賞