広島県医師会会館・広島がん高精度放射線治療センター

広島県広島市 2015年

意匠・構造・環境の融合による機能と品格の実現

県が整備する高精度放射線治療センター(診療所)と、県医師会が整備する医師会会館(事務所+集会場)の合築施設である。
県発注の設計プロポーザルではじまった本プロジェクトは、合築としてのメリットを活かした効率的な計画と、当該地区の高度医療をリードする立場での品格ある建物の実現が求められた。建物配置は、用途ごとに区分しながらも、それに取り囲まれる一体的なエントランス広場を中心としている。両施設内ゾーニングは階毎に明快に分け、高精度放射線治療センターの中心的部門である治療部門には、将来対応を含め5台の治療機器が計画されており、それら治療室の中心には集約型の操作室を配置している。外観意匠はせっき質タイルとPCによる構成とし伝統と品格のある佇まいを追及。なかでも高層棟においては構造柱梁とPC格子によるW格子をデザインの軸とし、自然通風・日射遮蔽・環境負荷低減・LCC削減等を実現し、意匠・構造・環境を融合したエコロジカルファサードを組み立てている。

所在地:
広島県広島市
構造:
RC造/一部SRC造/一部S造
規模:
地上7階 地下1階
延床面積:
13,148m2
竣工:
2015年10月

石本建築事務所・藤本寿徳建築設計事務所JV