目黒区立東山小学校・目黒区立東山住区センター・
目黒区発達障害支援拠点 ぽると

東京都目黒区 2018年

地域とつながる公園の中の小学校

東山小学校は、もともと駒沢練兵場の敷地の一部で、東山公園や公務員宿舎敷地内の公園等、四方を公園に囲まれた都内の小学校としては珍しい緑豊かな静謐な環境にある。本計画は、校舎の老朽化に伴い、児童数1000人を擁する小学校と住区センター・発達障害支援拠点からなる複合施設の計画であり、これからの未来に向けて、地域と共に歩んでいく小学校づくりを念頭に計画を推進した。
新校舎の計画に際して、帰国児童教育・国際理解教育に取り組んできた伝統的な理念を継承しつつ、新たに整備された東山公園をとりこんだ案とすることで、地域と学校の接点となる「ウェルカムゲート」を、新たな小学校のシンボルとして位置づけている。
ウェルカムゲートを抜けた先の校舎中央の「センターコート」は、大階段を設け地域と児童を繋ぐ発表の場となる。回遊型校舎の中心に位置し、校舎のどこからでも、子ども達の活動を見渡すことが出来る。
校舎は、ラーニングセンターを中心とした学びの場とし、学年に応じた設えを持つ教室群や身体スケールに配慮した空間づくり、特別教科の情報発信スペース等、子ども達の主体的な学びと豊かな生活を育む場となるよう計画した。
校内は、子ども達の活動が重層的に展開し、主体的な学びの場が立体的につながる。全ての学びや活動が「見る・見られるの関係」となり、学校の活気と一体感が生まれる自発的な学びを誘発する施設を目指した。

所在地:
東京都目黒区
構造:
RC造/一部SRC造/一部S造
規模:
地上4階
延床面積:
14,599m2
竣工:
2018年03月
撮影:
株式会社川澄・小林研二写真事務所