長野県立大学 三輪キャンパス・後町キャンパス 

長野県長野市 2020年

キャンパス全体を学びの空間へ                               イエとミチで構成される“街”のようなキャンパス

長野県の新たな知の拠点となる県立大学を設立し、校舎と寮を一体的に整備する事業である。郊外の校舎に対して中心市街地に寮を計画し、通学路を含めた学生の社会参加の場の創出を意図している。校舎はキャンパス全体を学びの場と捉え、1棟のキャンパスのなかに、講義室や研究室等の専有部からなる教育機能のまとまりを「イエ」に見立てて分散配置し、それらの間をつなぐ「ミチ」のような共用部で適度な溜まりとなるところを、学生・教員の居場所や学習空間として計画している。キャンパス全体を見渡せる吹き抜けや、見通しのきくしつらえによって、大学の活動や交流がミチに溢れ、学びの連鎖を生み出す”街”のようなキャンパスを目指した。寮はユニットでの共同生活を通して社会性を育むとともに、地域に開かれた施設を併設し、学びを通してまちと連携する教育寮としている。恵まれた地域の気候を生かし多様な自然エネルギーを活用し、また県下のさまざまな県産木材を内外装に適材適所に用いて産業振興に寄与している。高い発信力をもった信州ならではのキャンパスにより、持続可能な共生社会の形成と地方創生を先導する。

所在地:
長野県長野市
竣工:
2020年03月

 

三輪キャンパス
用途:大学
構造:SRC 造/一部RC・S 造
規模:地上4階 地下1階
延床面積: 20,785 ㎡
(既存部分2,976 ㎡含む)
竣工:2017 年11 月
※全整備事業完了 2020 年3 月

 

後町キャンパス
用途:寄宿舎、集会場
構造:RC 造/一部S 造
規模:地上4階
延床面積: 6,826 ㎡
竣工:2017 年10 月

 

国土交通省サステナブル建築物先導事業採択プロジェクト

2020年 長野市景観賞