伊豆市立伊豆中学校
- 静岡県伊豆市
- 2025年
まちが育てる学校、まちを育てる学校
風景とともにある学校
伊豆半島中央部を流れる狩野川沿いに、修善寺、中伊豆、天城湯ヶ島の3地域を統合した中学校を新設する計画である。伸びやかに連続した切妻屋根により、たおやかな山並み、家並み、ゆったりとした水田風景とともにある学校をつくる。
未来をひらく子供たちを地域全体で育み、同時に学校が地域の活動を支援し育てていくことのできる場となることを目指した。メインアプローチとなる北側道路から建物を大きくセットバックし、歩道とつながる「交流広場」を設けている。この広場に面してバスロータリーや駐輪場を設けることで、明確な歩車分離を行った安全な通学のアプローチ空間を生み出すとともに、地域の交流施設「いず中カフェ」を広場と連携できるように配置するなど、地域の拠点にもなる計画としている。
「屋根の下の小さな街」-新しい出会いや発見に満ちた学びと生活の場-
2階建ての低層の校舎とし、屋根の下で様々な学習の場が展開する小さな街のような中学校を目指した。
1階には図書室や特別教室、メディアスペースからなる学びの場「メディアストリート」を配置し、2階には生活の場となる普通教室やトイレ、更衣室等をまとめた「学年ユニット」を配置している。低層の校舎とすることで1階の学びの場と2階の生活の場の密接な関係を生み出している。また、学年ユニットごとに階段を設け、他の学年の通過動線にならない計画とした。
吹き抜けや中庭を通じて、1、2階の様々な活動が互いに見る・見られる関係をつくっている。互いの活動に触れることによる出会いや発見により、自発的で双方向的な学びが生まれやすい環境を目指した。
- 所在地
- 静岡県伊豆市
- 構造
- RC造/一部S造
- 規模
- 地上2階
- 延床面積
- 10,133m2
- 主な用途
- 中学校
- 竣工
- 2025年01月
- 撮影
- 株式会社川澄・小林研二写真事務所



