獨協大学コミュニティスクエア

  • 埼玉県草加市
  • 2023年

「学術研究・教育活動×地域との開放的な交流の場」となる建築

獨協大学コミュニティスクエアは従来のキャンパスから少し離れた場所に位置する敷地の特性を活かし、より自由度の高い第二のキャンパスとして計画され、地域連携事業の場として、学生主導の展開を実現する建築を目指した。
コミュニティホールを中心とし、三方を囲むように性質の異なるワークラボ(ゼミ室)を配置している。ホールは可動間仕切りを開放することで、南北のワークラボとつながりコンパクトでありながらも開放的な空間として活用できるように計画した。また、広場側の窓面は全面開放可能とし、ホールから続くテラスとその先の芝生広場まで内外一体的な利用が可能である。3つのワークラボは、可動間仕切りで分割できる空間、固定壁で個室となっている空間、家具で自由に間仕切る空間とバリエーションがあり、それぞれ人数に応じたゼミ活動や短期研究スペース、日常の学習スペースなど目的に応じて部屋を選択できるようになっている。
大学が取り組んでいる自然エネルギーの有効活用や低炭素化等の各種環境施策を継承・発展させ、年間のエネルギー消費量がゼロとなる建築物ZEB (Net Zero Energy Building) を実現し、獨協大学のSDGs推進を具現化した建物となっており、建築物( 非住宅) / 中小規模建築物部門でのサステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型) に採択されている。また環境性能の表示に関する第三者による評価としてCASBEE の評価S ランクを取得した。

所在地
埼玉県草加市
構造
S造
規模
地上1階
延床面積
1,054m2
主な用途
大学
竣工
2023年02月
撮影
株式会社エスエス 大野賢一
備考

CASBEE:Sランク取得
BELS:★★★★★取得
省エネ131%の完全ZEB 以上のPOE(ポジティブ・エネルギー・ビル)を達成

主な実績