相模女子大学5号館

  • 神奈川県相模原市
  • 2015年

環境への配慮で長寿命の校舎を実現

老朽化した栄養科学部校舎の建替計画。長く使い続けられる建物として、実験室や調理室の改修・更新に対応できるフレキシビリティの高い建物とした。工期短縮、騒音対策、将来のフレキシビリティに配慮し、プレキャスト・プレストレストコンクリート造を採用した。さらに、耐震壁は建物の背骨となる市松状耐震壁と両妻面に集約し柱をアウトフレーム化することより、長さ60m、奥行き12mのフレキシブルな空間を実現した。将来の設備更新ルートの確保のため、メカニカルバルコニーへの自由なダクト・排水ルートを確保、2重床の採用、エネルギー供給エリアの細分化を行い、他のエリアに影響なく改修・更新できる計画とした。近隣住宅地側はキャンパス内の既存建物と統一感のあるコンクリート打放しとし、リズミカルな細柱の陰影が印象的な外観とした。キャンパス側は西日に配慮しながらオープンスペースとの連続性に配慮した外観とし、キャンパスの新しい顔を創出した。

所在地
神奈川県相模原市
構造
S造/一部RC造/一部PS造
規模
地上4階
延床面積
4,190m2
主な用途
大学
竣工
2015年02月
主な実績