和洋学園国府台キャンパス体育館
- 千葉県市川市
- 2015年
連続性と可変性で賑わいを創出する
本計画は、2層に積層したアリーナと、25m・6コースの温水プール、卓球場、ダンス利用できるプレイルームからなる運動部門と、購買部、食堂などの厚生部門の複合施設である。既存校舎は、キャンパスマスター計画による二本の南北軸に沿って配置、その中心には広場が計画されており、新体育館が正門から広場に向かうもう一つの軸となり、キャンパスに新たな景観と人の流れを作っている。新体育館を運動の為の屋内広場ととらえ、屋外と視覚的な連続性を持たせることで、広場と一体的なにぎわいを生む計画とした。施設の内部においても、どこにいても生徒の活動を感じることのできる開放的なしつらえや隣接する室を同時に利用できるフレキシビリティを大切にし、明るく快適な運動環境を実現する為、高い天井と卓越風に対応できる操作性の良い開口部を設けた。また、運動施設という特性から、内装仕上げには木質パネルを利用、メンテナンスフリーとしている。
- 所在地
- 千葉県市川市
- 構造
- RC造/一部S造/一部PS造
- 規模
- 地上4階 地下1階
- 延床面積
- 6,076m2
- 主な用途
- 体育館
- 竣工
- 2015年06月
- 撮影
- 有限会社カ・ドーロ 佐々木俊徳