九州大学中央図書館
- 福岡県福岡市
- 2017年
新キャンパスのランドマークとしての図書館
九州大学の伊都キャンパス移転の一環として人文社会科学系の資料を統合した中央図書館を整備する計画。斜面と一体化するように中央図書館を配置し、その上部に食堂、講義室等と、学生の憩いの場としてのキャンパスコモンを計画している。収容冊数約350万冊、席数約1400席を確保し、国内でも有数の規模の大学図書館となる。
外観はキャンパスのランドマークとなることを意図し、円筒形の力強いフォルムとするとともに、周辺環境に調和するタイル貼りとしている。内部は4層吹抜の閲覧室を設け、初学者から研究者まで、多様な利用形態に応じた学習館環境を提供する計画としている。吹抜を囲む壁面は書架とし、知の集積をイメージさせることで、「知をうみだし、はぐくむ」空間とすることを目指している。また、アクティブラーニングスペースを約1000㎡設け、講習会やイベントの開催、グループで利用できる個室スペース等の多様な学び方に対応できるつくりとしている。
- 所在地
- 福岡県福岡市
- 構造
- SRC造/一部S造
- 規模
- 地上2階 地下4階
- 延床面積
- 24,800m2
- 主な用途
- 図書館
- 竣工
- 2017年09月
- 撮影
- 株式会社エスエス九州支店
2018年 日本建築家協会優秀建築選100