日本工業大学 ピザリアトレビ

■マスタープランでのワンポイントカラー
学園110周年・大学50周年建設記念事業として、多目的講義棟、食堂棟、クラブ棟、ピザリアトレビ棟、アーケードやセントラルスクエアの計画を通してキャンパスの骨格を再整備した。新しいキッチン＆カフェトレビは、広いセントラルスクエアに面したワンポイントカラーとなる特殊な形状の計画をした。

■一枚の金属版が折り紙のように包み込む
新しいキッチン＆カフェトレビ棟は既存の六角形の形状を踏襲した増築計画をした。食堂機能を増築側に移し、既存側は学生支援の窓口に移し替えた。最大の特徴は、六角形の屋根形状を立面にも展開し、一枚の板が包み込むような空間構成とした。セントラルスクエア側やパティオ空間への視線の抜けは、場所によって見え方が変わるなど学生の様々な場所を創出した。内部の照明も屋根の形状を意識させる幾何学的な配置としたことで一つの小さなアイコニックなスポットとして学生から愛されるスペースを目指した。