飯塚小型自動車競走場メインスタンド

  • 福岡県飯塚市
  • 2025年

幅広い来場者層がレースを楽しめる施設

1.幅広い来場者層が楽しめる施設づくり
メインスタンドおよび屋外テント(屋外観覧場)は、正門から来場者を迎え入れレース場へと誘導するメインの施設である。メインスタンド1階に、投票をしながら国内全5場のレースを大画面で観覧できる無料観覧スペース(コンコース・シアター)、2階に有料観覧席を設け、個人席やグループ席、ペア席、車いす優先席などさまざまな来場者に対応している。清潔感のあるWCや授乳室の完備により、女性や親子連れなど新たなファン層にも楽しんでもらえる施設として計画した。
2.レースの視認性を重視した構造・工法
メインスタンド2階の観覧席のカーテンウォールは、レース場への視線となる範囲の縦方向に仕切るマリオンをなくし、室内でも迫力のあるレース展開を楽しむことができる。また、上階に審判機能諸室(実況・カメラ・写真判定等)を配置しているため、観覧席後部から斜めの円柱で持ち出す架構形状としており、観覧席の視界を遮ることなく審判機能を確保した構造が特徴的である。
3.新しいイメージをもたらす施設環境
観覧席と審判機能の特殊構成を外観にも表現し、異なる外装材を積層させている。建物の基盤に、屋外階段を左右に大きく広げたコンクリート打放しの屋外観覧席を設け、コンパクトでありながら存在感のある建物となるよう計画した。内装はチェッカーフラッグを模した市松張り木毛セメント板の天井に、斜めの円柱が貫通し、レースへの高揚感を高めている。メインスタンドに隣接した屋外観覧場は、大きなR状の膜屋根と折版屋根で構成、既存棟とメインスタンドを緩やかにつなぎ、明るく開放的な交流広場となっている。

所在地
福岡県飯塚市
構造
S造/一部RC造
規模
地上3階
延床面積
メインスタンド 2,532m2 /屋外テント 484m2
主な用途
観覧場
竣工
2025年06月
撮影
航空企画九州 福嶋 正博
主な実績

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