三木山総合公園総合体育館

  • 兵庫県三木市
  • 2017年

「金物のまち」にふさわしい体育館

古くから金物産業が発達し大工道具の全国有数のシェアを誇る三木市の総合公園の活動拠点となる体育館整備である。

■公園と施設をひとつにつなぐ スポーツコリドー
利用者が互いにスポーツを楽しむ姿を見て関心が高まるように外壁を短冊状に分割して視線が通るようにしている。スポーツコリドーと名付けたパッサージュ状の通路は、全ての機能につながり、一体感やにぎわいを感じられることを試みた。

■環境・周辺との調和 エコフェザー
既存棟のシルエットと対を成すアリーナのアーチは、三木市の「金物鷲」をモチーフにした。エコフェザーと呼ぶ2枚の屋根は、自然換気を促進し、太陽光パネルの発電効率を上げるため跳ね上げ、鷲の羽ばたく躍動感を表現するとともに、周辺の山並みと調和させている。アーチ架構は三木金物をイメージした鉄骨がそのまま見える力強く端正な姿とし、仕上は直線、流れ、リズムを意識した躍動感を感じられる施設とした。

所在地
兵庫県三木市
構造
RC造/S造
規模
地上2階
延床面積
4,214m2
主な用途
体育館
竣工
2017年07月
撮影
鳥村 鋼一
主な実績