レゾナック(大分県立)武道スポーツセンター
- 大分県大分市
- 2019年
大分県産材を利用した武道スポーツセンター
昭和電工(大分県立)武道スポーツセンターはメイン競技場と武道場の2つの大屋根によって構成されている。シャープで日本刀をイメージさせる大屋根の形態は、隣接する昭和電工ドーム大分のスケールに呼応するとともに、武道の伝統・精神性と現代スポーツのもつダイナミズムとスピード感を表現している。大屋根の架構は大分県産杉製材によるトラスがメイン競技場は@2575mm、武道場は@1875mmで連続するダイナミックな形態である。メイン競技場はハンドボール2面、バレーボール5面、バスケットボール4面、柔道8面、剣道8面の同時開催可能であり、武道場は3つの道場を直列に配置した構成である。“交流の土間”とよばれるエントランスホールは、壁・天井を別府竹細工の竹ルーバーとし、家具についても七島蘭畳の椅子とMDFで作成した机を配置しており、大分の県立施設にふさわしいエントランスとした。本施設は昭和電工ドーム大分とともに2019年ラグビーワールドカップで使用する施設となる。
- 所在地
- 大分県大分市
- 構造
- RC造/S造/W造
- 規模
- 地上3階 地下1階
- 延床面積
- 16,125m2
- 主な用途
- 体育館
- 竣工
- 2019年04月
- 撮影
- 永石写真事務所
2021年 日本建築家協会優秀建築選100選
2021年 BCS賞
2022年 スポーツファシリティーズ大賞 日本スポーツ施設協会会長賞 施設計画部門