島根銀行本店
- 島根県松江市
- 2017年
地域のシンボルタワーとして まちに開かれた新しい銀行のかたち
建築主である島根銀行で、既存本店の老朽化と分散していた本店機能・施設の統合・集約による効率化のニーズが叫ばれていた中、創業100周年を機に立ち上げられた新本店建設プロジェクトである。設計監理は、指名プロポーザルが行われ、石本が選定された。本件は、顧客のコーポレートカラーでありエコロジーの象徴的カラーをヒントに「GREEN BANK しまぎん」というトータルコンセプトを軸に、JR松江駅前という好立地にふさわしいシンボルタワーを実現している。規模は、地下1階、地上13階で、外装には象徴的なアルミ竪ルーバーを採用、エントランスにはグリーンプラザと名付けられた広場を設け、おもてなしの心と街に開かれた新しい銀行の姿を提案している。構造は中間階免震構造にて、非常時の業務継続に対応するだけでなく帰宅困難者の受け入れ施設も整備している。また、先導的な省Co2設備を多く採用し、国土交通省の省CO2先導事業にも選定された。
- 所在地
- 島根県松江市
- 構造
- S造/一部SRC造
- 規模
- 地上13階 地下1階
- 延床面積
- 12,106m2
- 主な用途
- オフィス
- 竣工
- 2017年09月
- 撮影
- 株式会社川澄・小林研二写真事務所
2017年 第30回日経ニューオフィス賞
2018年 第16回環境・設備デザイン賞2017 建築・設備統合デザイン部門入賞