三千和商工本社ビル
- 東京都港区
- 2018年
ヒト・社会・環境とつながる"コンパクトコミュニケーションオフィス"
複写業務・オフィスサポート業務を扱う企業の新社屋計画である。敷地は東京都港区新橋に位置し、周辺建物は多くが容積率満度を目指し、天空率の緩和により計画を行う地域である。企業の在り方・目指す環境から限られた敷地面積の中で1フロア当たりの床面積を最大限確保し、横割りとならないオフィス環境の実現に価値があると考え、“コンパクトコミュニケーションオフィス”を目指した。階段室と事務室を繋ぐ中央部には3層吹抜けによるコミュニケーション空間を計画し、日常の動線部に縦の繋がり・空間の広がりを創出した。建物の顔となる西面外観にはアルミ電動ルーバーを採用。屋上に設置した太陽光追尾パネルと連動し、太陽の動きに合わせて可動することで、西日を遮る日射遮蔽効果を持ち快適なオフィス空間を形成。ルーバーの素材にはアルミパンチングメタルを使用し、社章をグラフィカルに表現し、建物の外観が企業の歴史、環境と共生し変化することを示すデザインとしている。この新社屋の空間でコーポレートアイデンティティを感じられる建築を実現した。
- 所在地
- 東京都港区
- 構造
- S造
- 規模
- 地上6階
- 延床面積
- 977m2
- 主な用途
- オフィス
- 竣工
- 2018年08月
- 撮影
- 株式会社エスエス東京支店 彦坂武徳
2019年 日本サインデザイン賞