港区役所庁舎(大規模改修)

  • 東京都港区
  • 2019年

多くの改良改修により、既存庁舎の施設性能を大幅に向上

昭和62年2月に竣工し、30余年が経過した港区役所庁舎の大規模改修工事。週末や連休等の閉庁時間を利用する約40か月の居ながら工事によって、防水改修や各種設備の更新の他、災害対策・環境配慮・利用しやすさを重視し、施設性能を大幅に向上させた改修である。
災害対策拠点の機能強化としては東日本大震災の教訓を活かし、屋上への津波対策発電機や防災対策室への停電型個別空調の新設、中水処理設備の強化等を行い、環境配慮としては電気設備、給排水衛生・空調換気設備の全面更新に際し、省エネ・節水型機器等を積極的に採用するとともに、中圧ガス引き込みによるコジェネレーションシステムやBEMSを導入している。利用しやすさ改善として、バリアフリートイレの充実化や床誘導を含めた案内サイン等の整備、CO2 削減に向けた区の施策である「協定木材*」を活用した共用スペースの一新等、総合リニューアルの実施により、これからも永く使用されるための庁舎改修とした。

*協定木材:港区と「間伐材を始めとした国産材の活用促進に関する協定」を締結した自治体から産出された木材

所在地
東京都港区
構造
SRC造
主な用途
役所庁舎
竣工
2019年03月
備考

既存竣工: 1987年02月

 

行政棟

規模:地上11階 地下3階

延床面積:29,433㎡

 

議会棟

規模:地上6階 地下1階

延床面積:4,139㎡

 

改修対象:行政棟・議会棟 全域

主な実績