法政大学向坂逸郎記念国際交流会館

  • 東京都中野区
  • 2010年

故向坂逸郎氏の旧宅跡地に建設された国際交流会館

施設は国外の研究者が滞在するゲストルームと集会室からなる。20世紀日本を代表するマルクス経済学者である向坂逸郎氏の旧宅跡地でもある敷地には地域でも有数の豊かな樹木が残存していた。計画に当たっては、周辺への環境変化を抑えながら土地の歴史を継承することを念頭に置き、既存樹木を残しながら、残した樹木と調和する建物づくりを行った。施設のシンボルとなる内庭空間には、敷地内に残存した石造品や樹木を保存・移設しながら旧向坂邸の面影を残し、緩やかに和を醸し出すことで、外国の来訪者をもてなす施設の象徴性や記念性を高めた。

所在地
東京都中野区
構造
S造
規模
地上2階
延床面積
736m2
主な用途
宿泊施設
竣工
2010年09月
撮影
スタジオバウハウス

2012年 東京建築賞 第38回建築作品コンクール 共同住宅 奨励賞

2012年 日本建築士会連合会賞 奨励賞

2013年 日本建築学会作品選集

主な実績