芦屋市高浜町1 番住宅等大規模集約事業
- 兵庫県芦屋市
- 2018年
交流と安心を生む広場を中心としたわっか型の施設配置
350戸の市営住宅と消防署のPFI事業である。共同住宅、消防署、他社設計の社会福祉施設を「わっか型」に配置し、中心に周辺道路から見通しの良い地域住民に開かれた水と緑の中庭広場を形成することで、入居者同士、地域住民、施設間でゆるやかなつながりと連携、地域で見守る防犯・安全、良好な交流の機会を生みだしている。 建物は縦リブやEV、階段、色彩による分節化によりボリューム感を低減している。色調は高層部を隣接するUR芦屋浜団地や海技大学校と同系で空になじむ白、中層部を周辺の住宅や芦屋の景観色を基調とした温かみのあるベージュ、下層部を植栽と調和し落ち着きのあるブラウンとし、全体として周辺の建物や自然環境と調和した景観を実現している。 住宅は世代間交流を生むよう1DK、2DK、3DKを混合配置し、高齢者の入居が多い1DKと2DKは玄関が向き合い、入居者同士の生活の気配を感じやすいプランとし孤独死を防ぐ1つの提案としている。
- 所在地
- 兵庫県芦屋市
- 構造
- RC造
- 規模
- 地上5階
- 延床面積
- 21,769.89m2
- 主な用途
- 集合住宅
- 竣工
- 2018年09月
- 撮影
- 株式会社エスエス 大阪支店 秋田 広樹
- 備考
住戸数/350戸
2019年 人間サイズのまちづくり賞 まちなみ建築部門知事賞