薩摩川内市コンベンション施設整備・運営事業

  • 鹿児島県薩摩川内市
  • 2021年

歴史と文化を継承し、あらたな景観を生み出す地域のシンボル

薩摩川内市の観光・産業を活性化するコンベンション機能を核とし、官民⼀体となって賑わいを創出する複合施設を整備するPFI事業である。2011年に全線開業したJR九州新幹線の川内駅に隣接し、今後発展が期待される東口の表玄関となる場所であり、新たな人の流れを誘引し多様な活動を生み出すことをめざし、「川内川の新たな⽀流」を施設コンセプトとした。多目的ホールを中心とした公共施設と、ホテル・商業用途の民間施設で構成され、ひろばを囲むように各機能を分散的に配置し、施設間の相乗効果と周辺街区への波及効果をもたらすことを意図した。外観は多様な活動を象徴するよう、キューブ状のボリュームを平面・立体的に配して躍動感ある集合体とし、それらの周りに生み出される空間が市民の交流や日常的なシーンとなるよう計画した。地域の伝統的な街並みを感じさせるモノトーンを基調とした落ち着きと品格のある佇まいとし、ここに集う市民や来訪者の活動こそが主役となる舞台のような場をめざした。

所在地
鹿児島県薩摩川内市
主な用途
ホール、宿泊施設
竣工
2021年07月
撮影
株式会社アイオイプロフォート 相生 圭太
備考

JV:石本・アシスト共同企業体
 
公共施設 SSプラザせんだい
用途: 集会場・事務所
構造: RC造/S造
規模:地上4階
延床面積:6,309 ㎡
竣工:2020 年12 月
ホール:1,001席
 
民間収益施設
用途: ホテル・店舗
構造: S造/一部RC造
規模:地上7階
延床面積: 4,384 ㎡
竣工:2021 年06月
客室数: 72室

主な実績