1950 -

(昭和25年)

近代的な
大型設計組織体の誕生

日本もようやく戦後の混乱から脱却し、石本建築事務所も再び本来の建築設計事務所としてあゆみだした。
そして、日本経済の上げ潮に乗り、その後急速に発展を続ける。

この時石本喜久治は、建築事務所の永続的な発展の道を模索していた。
創立者の個人的手腕による限界を打ち破るには、専門分野を充実し設計対象の複雑化・多様化に対応できる組織体へ移行すべきであるとの考えに達し、1951年日本で初めて設計事務所を法人化、「株式会社石本建築事務所」を創立する。

写真:1951年頃の事務所風景