杉並区⽴杉並第⼆⼩学校

  • 東京都杉並区
  • 2024年

善福寺川緑地の豊かな自然と歴史ある地域社会を再編する拠点

東側に広がる善福寺川緑地と、⻄側の尾﨑熊野神社を軸とする鎌倉街道沿いの住宅地に⾯した、創⽴140周年の杉並第⼆⼩学校。近隣団地の建替による児童数増への対応が契機となり、学校や学童・地域関係者とともに古い校舎の建替計画に着⼿した。
短期間での改築を求められるなか、豊かな東西地域色が感じられる教育環境を実現するために、一層分の敷地段差を活用するコンパクトな東南側L字型配置を採用した。施設内には、地階に学童・給⾷調理場、1階に地域開放利⽤の体育館・特別教室群と学校管理諸室、2・3階には図書室を芯とする教室フロアを配置し、ゾーニングを明快にした。平⾯的には、ツインコリドールの中央スペースに、中央・北・⻄階段と連なる学年拠点の「多⽬的(学年)スペース」を置くことや、1階・地階および図書室前に2~3階の吹抜を置くことで、上下の繋がりが感じられる⼀体的な構成としている。
内装としては、⾚・⻘・緑の色で各学年スペース・階段を色づけることで、拠点的求⼼性や位置の判りやすさをもたらした。また、教室前⾯には伐採せざるをえなかった既存樹木のヒマラヤスギで精製したOSBボードを配したほか、昇降⼝のルーバー天井等への⽊質材による設えにより、居⼼地や⼩学校的アクティビティ、周辺環境との⼀体感に配慮した計画としている。

所在地
東京都杉並区
構造
RC造/S造
規模
地上4階 地下1階
延床面積
9,011m2
主な用途
小学校
竣工
2024年01月
撮影
株式会社川澄・小林研二写真事務所
主な実績