桐原コミュニティエリア
(近江八幡市立 桐原小学校/桐原コミュニティセンター)

  • 滋賀県近江八幡市
  • 2016年

地域コミュニティの拠点にある小学校

近江八幡市の地域コミュニティの拠点として、小学校、コミュニティセンター、こどもの家(学童保育)からなる複合施設である。地域コミュニティの核となるコミュニティセンターと、「地域に守られ、育てられた学校」として地域との関わりが深く、特徴的な歴史をもつ桐原小学校が一体整備されることで、相互の日常的な活動の幅や地域開放施設の利用など利便性が拡大する連携的な配置計画とした。また、災害時には学区住民の約1割を3日間受入る防災設備を整備し、地域の防災拠点としての役割も有する施設である。敷地の中央を渡るゆったりした通路を「桐原かいどう」と名付け、街道沿いに各施設や遊具をおいた緑地を配置し、毎日の登校が楽しくなるつくりとした。
各施設は2階建てを基準の高さとし、2層に分節した壁面には、ゾーン毎に分節された屋根が低層で連なり、大きさを抑える構成で田園に囲まれる周辺環境への配慮を行っている。
のどかな田園風景のなかに創出される新しい集落のような施設づくりをめざした。

所在地
滋賀県近江八幡市
構造
RC造/一部S造
規模
地上2階
延床面積
10,587m2
主な用途
小学校、公民館、保育施設
竣工
2016年03月

2016年 第50回 日本サインデザイン賞 公共サイン部門

主な実績