豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校
- 東京都豊島区
- 2016年
小・中・地域がつながる「学び・交流・防災・緑の拠点」
本プロジェクトは、豊島区池袋駅から1駅にある住宅密集地にある小学校2校を統合し、近接する中学校と共に1つの敷地に校舎併設形の連携校として整備する計画である。豊島区初の小中連携校として、「小・中・地域」がつながる「連携・交流の拠点」、災害に強い「防災のまちづくり拠点」、緑で潤う「緑の拠点」をコンセプトとし計画した。住宅密集地にあるということで、建物のセットバックや、ボリュームの分節を行い、周辺に対する圧迫感を低減している。建物の構成は「だんだんひろば」と呼ばれる光庭を中心に小中のゾーニングを明確化し、共有する諸室を建物の中心に配置することで、連携・交流を促し、動線の合理化を図った。外部空間は児童・生徒の安全を確保した、地域の人も親しむことができる緑あふれる歩道状空地を確保し、水田を含むビオトープを眺めることができる計画としている。教育施設として、環境学習教材としての太陽光パネル、集熱パネル、壁面緑化、屋上菜園、自然通風窓、雨水利用を積極的に取り入れ、災害時にも利用できる計画としている。これらの計画によって、学校および地域全体の連携、交流、緑、防災の拠点を目指した。
- 所在地
- 東京都豊島区
- 構造
- RC造/一部SRC造/一部S造/一部PS造
- 規模
- 地上4階
- 延床面積
- 17,271m2
- 主な用途
- 小中連携校
- 竣工
- 2016年06月
- 撮影
- 株式会社エスエス東京支店