板橋区立上板橋第二中学校

  • 東京都板橋区
  • 2022年

純粋な教科のまとまりを作るユニット型教科センター方式が多彩な学びを支え導く

板橋特有の起伏に富んだ微地形が広がる地に、新たにHB立ち寄り型の教科センター方式の中学校が生まれることになった。教科センター方式の特色を最大限引き出し、地形にアダプトしながら、自然体の環境配慮デザインを取り入れた、この場所ならではの教育環境づくりを目指した。
教室+廊下という概念を取り払い、換気窓のついた光庭を中心に教科メディア、教科教室、HB、教科準備室を凝縮した教科のまとまりは、教科独自の世界観を作り出し、あらゆる壁面は生徒の作品や教科の展示にあふれる。校舎の背骨となる構造フレームはメディアと教室を緩やかにつなぎながらも掲示機能も持つなど、意匠、構造、環境すべてが豊かな学びの空間に寄り添う仕掛けがされている。
また断面的、平面的にも学校の中心に配されたメディアセンターは、生徒主動線のX階段や回転書架の仕掛けで立寄りやすいよう計画されている。道路と校庭の高低差をつなぐ大階段を中央に作り、立体的に交差する渡り廊下によって、さりげない生徒同士の交流を生む。
教科の特徴を最大限引き出し、構造躯体、敷地環境でさえもすべては「生徒が滞在する、1分1秒すべてが知的好奇心を刺激し、学びの意欲をかき立てる教育環境づくり」のため、様々な仕掛けを取り入れた豊かな学校建築が完成した。

所在地
東京都板橋区
構造
RC造/一部S造
規模
地上5階
延床面積
9,611m2
主な用途
中学校
竣工
2022年03月
撮影
株式会社ITイメージング 土戸 雅裕

2024年 優秀学校施設表彰 部門賞「新しい教育環境」

主な実績