ぷれすぽ胎内(胎内市総合体育館)
- 新潟県胎内市
- 2016年
スポーツを楽しむ生涯学習プレイス
胎内市総合体育館は、市民が生涯にわたってスポーツを楽しみ交流する場や災害時の拠点として、隣接する陸上競技場等と一体的に整備されることを目的として計画された。
建物は水平ラインを基調とした体育館棟と伝統的な町屋を意識した武道館棟に分かれ、体育館棟は低層部をコンクリートとガラスとし、シルバーの弓なりの金属屋根とした現代的な構成とし、武道館棟は瓦材、杉材の縦格子を使用し日本建築を意識した構成としている。両棟ともコンクリート打放しを基調とし一体感を持たせた。 アリーナは、鉄骨架構を幾何学的な形状としダイナミックな空間とした。ボックスに組み込んだLED照明によるグレアカット、自然換気、自然採光、居住域空調により、快適な競技空間としている。 冬季対策では卓越風を考慮した入口配置、堆雪帯を設け利用者や車両への落雪対策、井水の融雪装置の設置等に配慮した。マンホールトイレや非常用発電等のバックアップシステムを有する。
- 所在地
- 新潟県胎内市
- 構造
- RC造/一部S造
- 規模
- 地上2階
- 延床面積
- 6,002m2
- 主な用途
- 体育館
- 竣工
- 2016年01月
- 撮影
- 阿部高一写真事務所
2019年 JSCA賞奨励賞