<進行中プロジェクト>
広島市医師会運営・安芸市民病院
- 広島県広島市
- 2027年
広島市東部の中核病院として、地域医療、介護を支え続ける新病院
広島市医師会運営の「安芸市民病院」は、広島市安芸区畑賀に立地し、地域医療の中心的役割を果たしている中核病院である。今回、老朽化・狭隘化した現病院を、医療を継続しながら段階的に現地建て替えを行う。
新棟は、1階に外来・検査部門と主入口、2階に一般病棟と手術部門を配置し、3階は地域包括ケア病棟とリハビリ部門、4階には介護医療院と透析部門を設ける。高低差があるため、地下1階フロアが一部地面に接することから、地下1階には厨房とサービス入口を設置する。さらに、既存外来・緩和ケア棟の1階外来部分を管理部門へと改修し、新棟とは1・2階を渡り廊下で繋ぐ計画としている。
災害時のBCP(医療継続)に配慮して、新棟は免震構造を採用し、3日以上運転可能な非常用発電機、災害時3日分の容量の受水槽、非常用排水槽などを設置。このほか、感染症対策の強化のため、感染症外来と専用入口や、感染症に対応した病室を病棟に設置するほか、透析患者と外来患者動線の分離などにも配慮した。
- 所在地
- 広島県広島市
- 構造
- RC造(免震)
- 規模
- 地上5階 地下1階
- 延床面積
- 7,650㎡(新棟)
- 主な用途
- 病院
- 竣工
- 2027年03月
- 備考
JV:石本建築事務所・アサヒ建築設計事務所設計共同体
※竣工年月は当初予定です
※上記の建築概要は設計完了時のデータです