JA長野厚生連 浅間南麓こもろ医療センター 

  • 長野県小諸市
  • 2017年

コンパクトシティの一翼を担う地域に根ざした病院

浅間南麓地域の中核病院として二次救急を担う医療施設。病院と市庁舎、図書館等を中心市街地に一体的に整備する事で空洞化が進む都市のまちなか再生の一環として、分散型都市構造から集約型への転換を図っている。さらに市庁舎との間で余剰エネルギーの相互融通を行ない国土交通省の「建築物省CO2 先導事業」に選定されている。外観は小諸市を通る北国街道の古い町並みのイメージを元に、庇による水平ラインを強調するとともに、地域になじむ色彩(鉄紺)を取り入れたデザインとし、先行して建設された市庁舎との調和を図っている。計画地には高低差があり、高低差を生かし外来と職員・サービス入口の階を分けることで、動線分離を徹底している。また、外来はホスピタルストリートを中心に左右に検査エリアと診療エリアを集約し、患者動線の明確化を図っている。病棟はH型病棟のコンパクトな作りとし、看護動線の短縮化を行っている。

所在地
長野県小諸市
構造
RC造/S造
規模
地上7階
延床面積
21,102m2
主な用途
病院
竣工
2017年09月
撮影
株式会社川澄・小林研二写真事務所
備考

病床数:246床

2016年 一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞

2021年 空気調和・衛生工学会振興賞 技術振興賞

2022年 新エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞(分散型新エネルギー先進モデル部門)

2022年 カーボンニュートラル賞

2023年  令和5年度脱炭素都市づくり大賞 特別賞

主な実績