観音寺市役所
- 香川県観音寺市
- 2015年
建築・環境両面における地域のシンボルを目指す
現庁舎の老朽化や耐震安全性への不安、窓口の分散による市民サービスの低下などにより抜本的な施設改修が困難であることから新庁舎の建設が計画された。防災拠点となる施設として、免震構造を採用し、また自家発電設備や受水槽設備、汚水貯留槽設備、災害用トイレなど単独でも機能を維持できる設備を有している。内外装共、明るく清潔感のある色調として、地域のシンボルとなるような建物を目指した。窓口部門は1階に配置しワンフロアサービスが可能な庁舎を実現した。また各階とも執務室を挟んで来庁舎動線と職員動線を設置することにより、わかりやすく利用しやすい施設構成とした。各階共、執務空間を一体で確保することにより、将来の業務体制の変化などにも柔軟に対応できる構成とし、自然採光や自然通風が可能な窓を設置した。またエコボイドを配置し、上部排気窓を利用した自然換気システムを採用した。
- 所在地
- 香川県観音寺市
- 構造
- RC造
- 規模
- 地上5階
- 延床面積
- 9,992m2
- 主な用途
- 役所庁舎
- 竣工
- 2015年03月
- 撮影
- 株式会社川澄・小林研二写真事務所 船来洋志
2016年 香川県建築士会 優良賞