三観広域行政組合 消防本部・南消防署
- 香川県観音寺市
- 2016年
新たな官庁街の景観をつくり堅牢さを印象付ける消防本部
災害対応の拠点として機能を発揮できる様、地震や台風等の自然災害に強く業務継続可能な庁舎である。消防署としての機能性を重視すると共に、既存庁舎では不足していた各訓練施設の充実や女性消防職員の執務環境整備、市民対象の講習会が開催できる設備を備えるなど、使用しやすい施設計画となっている。また環境負荷を少なくするための省エネルギー対策など環境に配慮した施設とした。構造は耐震安全性Ⅰ類とし、付加制震として制振ダンパーや粘性壁を使用し安全性を高めた。外装には周辺の建物にも使用されている黒(イブシ)や白を用いて継続的な街並みづくりに貢献するとともに、耐火性や堅牢性をもつ伝統的な建築に使用される材料とイメージを重ね合わせた色彩計画とした。
- 所在地
- 香川県観音寺市
- 構造
- S造
- 規模
- 地上3階
- 延床面積
- 3,177m2
- 主な用途
- 消防施設
- 竣工
- 2016年03月
- 撮影
- 株式会社川澄・小林研二写真事務所 中村隆