北見赤十字病院

  • 北海道北見市
  • 2015年

街とつながるパークホスピタル

北見市における中心市街地活性化の拠点施設として、まちと繋がる”都市のランドマーク”となる病院として計画するとともに、公園に隣接する”パークホスピタル”として地域を代表する街づくりのシンボルとなる施設計画としている。1階・2階は公園に面して2層吹抜のアトリウムを設け、赤十字モールとして地域に開かれた共用スペースとしている。またホスピタルモールを中心に各部門を配置し、利用者にとってわかりやすい構成としている。
寒冷地であるが晴天率が高いという北見の気候から、南に面する病室を多く確保できるW型の病棟形とした。また、病棟廊下はオープンエンドとし、自然光の入る明るい病棟づくりを行い、療養環境の向上を図っている。また、建物全体に外断熱工法等を採用し、省エネ化を図っている。
研修医や看護大学の実習・教育病院として、実習スペースやカンファレンス室、更衣・休憩スペースを確保しスタッフにとっても働きやすい病棟としている。

所在地
北海道北見市
構造
RC造/S造
規模
地上9階 地下1階
延床面積
38,788m2
主な用途
病院
竣工
2015年12月
撮影
スタジオバウハウス 吉見謙次郎
備考

病床数/532床

2019年 空気調和・衛生工学会振興賞 技術振興賞

2020年 カーボンニュートラル賞

主な実績