環境統合技術室

第5回環境建築フォーラム

風景における環境統合

2022年2⽉15⽇ 17:00~19:30

座長:金子尚志 / 総合司会:環境統合技術室

パッシブデザイン理論の原典とも言われる、「DESIGN WITH CLIMATE」(1963年)において、V.オルゲーは、快適な室内気候をつくるための3つの段階的方法を示している。まず、外部空間の計画で微気候をつくることによって、次に建築計画における工夫によって、最後に、機械設備によって調整する。それぞれの段階で快適な環境が達成できれば、続く手法は補助的なものでよいとの考え方を提示した。
よく知られているダイアグラムであるが、改めて、オルゲーが提示した“microclimatology”:微気候が最初に考慮すべき手法であること、ランドスケープデザインと建築計画、機械設備が連続して環境を創造する意味を、「風景」という言葉とともに考えたい。

風景における環境統合