環境統合技術室

第4回環境建築フォーラム

構造からみた
環境統合

2020年12⽉24⽇ 17:00~19:30

座長:金子尚志 / 総合司会:環境統合技術室

太古より建築空間を成立させるためにその構造が考えられてきた。古くはピラミッドから、中世ゴシック建築、近代ではオペラハウスに代表されるように、その形態。空間の実現には構造エンジニアリングの視点が、実現するカタチと不可分に統合されていたと言ってよいだろう。
解析技術と素材の高強度化が進展した現代、構造エンジニアリングはさらに可能性を持ちはじめている。
これまで、意匠デザインとの関係で考えられてきた構造デザインは、これからの時代は環境との結びつきを意識することで、環境統合において大きなブレイクスルーの要因となるだろう。環境要素からの視点とともに、目に見えるストラクチャー、一方で、見えない力の流れと環境要素、これらの統合へ向けた視座こそが環境統合への端緒にほかならない。

構造からみた環境統合